突然経理のPCが立ち上がらなくなった!

現象-経理PCのハードディスク故障

ある日社長様より入電。
「経理のパソコンが黒い画面で立ち上がらなくなったんだけど?」

立ち上がらなくなる理由はたくさんありますが、「黒い画面」ということでハードディスクを読みに行く前の段階だと判断。
電話では対応不可なので、緊急事態ということもありそのままお伺い。

画面を見ると起動時のOSのディスクがありませんよ(英語)の表記。

と、いうことはハードディスク死亡説が濃厚なのですがその他のその場で直る可能性があるので(SATAケーブルの接触不良など)30分ほど色々検証してみた結果、ハードディスク死亡と判明。

社長様に報告し、PCを買いなおす方向で考えていたようですが、core i5 が搭載されたデスクトップPCは市販ではなかなかいい金額で販売されています。

金額を妥協すると性能が低いものになり、同一性能のPCだと金額が高い。

そこで弊社からの提案は、ハードディスクのみ交換でOSをクリーンインストールを行うこと。

理由は、まず金額が安く済むということ、しかも性能は以前と同じか上がるということ、納品までの時間が短縮されるということ。

捕捉ですが、ハードディスクには耐用年数が存在します。
PC事態にもそれは存在しますが、必ず一番先に故障する部品がハードディスクなのです。

「経理のPC」ということで事務員さんの仕事がなくなり会社としても人件費がかかっているが仕事がない状況はいけないと判断。

社長様のOKを頂き、その足でPCパーツショップへ行き、翌日の始業時にはセットアップ&メンテナンスを行い納品完了。

専用の経理ソフトなどもインストールされていたので後日インストール日に合わせてお伺いし、利用環境に合わせてセットアップ。

通常であればPC事態を社員様などに買いに行かせる等すると思います。
それから自社でセットアップや誰に連絡しないといけないかなど調べたり・・・
恐らく半日ですべて完了は難しいのではないかと思います。

しかしここで問題発生。

最近は会計士さんの所で分かれると思いますが、データをクラウド管理しているものが多いようです。

そこで、社長様はよくわからないとの事でしたので弊社の方で会計士様の方に確認したところ、「一部クラウド保存していないデータがあります」とのこと。

社長様曰く、その保存されていないデータが一番必要だったのです。

会計士さんとのシステム導入時にお話をお伺いできれば必要・不必要の判断もお手伝いできたのに・・・

と、思いましたがそれよりもその大事なデータを何とかしてあげなければ!

まずはデータ復旧業者をリサーチ。

全国に大小色々な復旧業者が存在します。

後に説明しますが、同じような事態に陥ってしまった会社様、個人様、十分に注意して業者選択を行わないと非常に面倒くさいことになります。

ここで日をまたいで翌日。

社長様より入電、ご自身で検索されて見つけた業者があり、

「この業者どうかな?」と。

大手データ復旧業者はどこも同じプランや手続きをするのは理解できたので、通常ならメール問い合わせですが時間短縮のために電話問い合わせ。

話を伺うと、症状を伝えましたが金額は出ず。無料で見積もりを行うので着払いで送ってほしいと。。。

後日その大手業者に送ることになりましたがこれが悲劇の始まり。

社長様が直接やり取りしていたようですが、話を伺って社長様に送られてきた見積もりを見て驚愕。

なんと約80万円

そして別のサービスを数カ月同時契約すれば割引しますという弱みに付け込むスタイル。

そして人質のようにとられたハードディスクを救出しないといけない事実。

この時点で許せなかったのですが、交渉に交渉を重ねて約2週間。

データ復旧のみで15万円というところまで交渉し依頼することに。

社長様は勉強代だということで泣く泣く承諾していました。

ここまで労力をかけても、結果データは戻ってきませんでした。

この復旧業者が悪徳だとは思いません。

しかし、

各県に地場企業が存在しています。都心部から離れているとホームページが簡素だったり宣伝をしていなかったりするので劣って見えますが恐らく実力はあると思います。なので、

データ復旧を業者に依頼する際は地場企業様に一度相談をして、ダメであれば県外の大手企業にダメもとで出すことが大事だと思います。

このケースは弊社のトリプルエス「SSS」デラックス契約以上を頂ければかなりの確率で防げます。
理由は「ハードディスクの耐用年数の把握と管理と対策」を行えば、事前に行動に移せます。
ハードディスクメーカーによる耐用年数も変わってきますのでお気軽にご相談ください。